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シュタゲや時かけが好きな人に刺さりそうですね。話も分かりやすく各章毎にコンパクトかつ綺麗にまとめられています。脚本が優秀です。

※ネタばれあります。「人生って優しくなるためにあるんだと思っています」そう翔子さんはいっていましたが、いろいろ考えさせられました。とくに、かえでが消えてしまう、あの重い回のお話で。最近、痴呆症の方のドキュメンタリーを見たのですが、家族にとっては、身近な人を徐々に失ってゆくと感じているわけでかえでのようなことは私たちの世界に本当に起きるのだ、と思いました。他の人は気づかないけど、私の知っている彼女は消えてゆく。きっとそのとき私には何もできない。けれどせめて、消えゆく人と一緒にいることで、やさしくなることはできる。そのやさしさは、ほかの人のために使うしかないのだけれど、それが消えゆく人のためにできることの、ほとんど全てなのかもしれない。アニメでここまで考えさせられたのは久しぶりです。見た目以上に「射程の長い問い」を扱った、良い作品だと思います。

「涼宮ハルヒの憂鬱」を少し大人に落ち着かせた感じのストーリー。朋絵の時間の繰り返しは「エンドレスエイト(古くはうる星奴ら2ビューティフルドリーマー)」、かえでの消失は「長門有希ちゃんの消失」を下敷きにしているのだろう。でも、咲太と麻衣の会話も洒落ていて良いし、種崎敦美さんの理央が素晴らしい。また、EDの「不可思議のカルテ」は名曲の域。劇映画もみたので、いまはラノベを読んでいる。シーズン2も期待したい。

タイトルを見た瞬間は先入観で、ありがちな萌アニメで可愛い女の子が出てきて、豚のようになって楽しむ話なんだろうな～と思ってました。視聴後・・・すみません、間違ってました。もちろん女の子が可愛いと思う場面はありますが、ミステリアスでSF要素が絡んだストーリー展開は面白いです。キャラ同士、落ち着いたトーンで話しながらも毒づいた会話のやりとりも面白いです。作者のセンスを感じさせます。タイトルで敬遠しそうになりますが、偏見で見ないのは勿体ない作品ではあります。

今まで自分が読んだり、観てきたアニメ、漫画、ライトノベルでこれほど優しさに溢れた作品に出会ったことがありません。人生観を変えて頂きました。特に劇場版ヒロインの翔子さんの言葉には沢山感動させられ、考えさせられました。アニメキャラでこの人のように生きてみたいと思わされたのは初めてです。アニメしか見てない方は是非原作を読んで頂きたいです。

タイトルは最近ありがちなラノベ系クソ長タイトルではなく、有名SF「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のパロディです。主人公の周りの人物が抱える問題により引き起こされる「思春期症候群」なる現象で、存在が消えていったり、同じ日をループしてしまったりする問題が発生し、それを乗り越えていくお話です。細かく見ていくと粗がありますが、コメディアニメとしてはとても良くできていると思います。主人公はバニー先輩一筋で、変なハーレム系でないのも好きです。主題歌もとてもマッチしていてお気に入りです。舞台は江ノ電沿線の藤沢～江ノ島です。1度しか行ったこと無いですが懐かしかった。バニーガール先輩、尻を蹴りあった後輩、科学部の同級生、バニー先輩の妹、不登校の妹、の5つの話があります。原作未読のせいか、良くわからないところ(翔子さん周り)があるので読んでみたい。納得の高評価です。追記:映画版は翔子の話でした。主人公やヒロイン達が問題を抱えて躓きながらも、勇気を振り絞り、1歩を踏み出し、克服していく姿に胸を打たれます。これを青春と言わずにいられようか？

※ややネタバレあり最初にメインヒロインの桜島麻衣の思春期症候群に関して話が展開される。メインヒロインなので、これがこのアニメで一貫した課題としてこれを軸に最後まで話が続くのかと思ったらたった3話でそれは終了。え？この後どうなるの？と思ったがその後は咲太の周りの登場人物の思春期症候群が立て続けに観測されていく。むしろ最初から最後まで一貫して継続される思春期症候群は妹の花楓のもの。桜島麻衣はメインヒロインにも関わらず、話の本筋に深く作用しない。咲太の恋人として接点は多いし、登場回数も多いものの物語の展開のなかで発生する難解な事象に対して表面的な接点しかもたない。しかも基本仕事でいない。「バニーガール」というワードも、タイトルになるほどなのでストーリーの中で何らかのキーとなると思っていたが、ほぼ関係なし。このアニメの主要な要素が序盤で出尽くしてしまい、どこか味気ない。これは私的な意見だが、花楓の思春期症候群の枠を桜島麻衣のものにしたほうがよかったのではないか？そして物語が進んでいく中で、花楓や双葉など主要なキャラをはじめとして少しずつ多くの人が桜島麻衣を認識していき、終盤で「世界は桜島麻衣を取り戻した。」となるほうがしっくりくる。繰り返すがメインヒロインなのでそれだけ向き合うべき困難も、それに立ち向かう過程も、スケールの大きい方がバランスが取れているだろう。以上、ちょっと思ったことがあったので書いてみました。良いところは他の方も書いているので割愛します。とはいっても、最初から最後まで楽しんで見れました。普通に良い作品でした。

人の心を絡めたSF。私の大好物のジャンルです。主人公には見えるが、他の人からまるで認知されないバニーガール先輩との物語。ライトノベル原作の青春SF、ねちっこいモノローグやコスプレなど、「涼宮ハルヒ」を想起しますね。認知されていないのか、それとも無視されてるだけなのか、みたいなヤツはこのジャンルの鉄板ネタの一つだったりもします。「電気羊」のパロディではありますが、ぱっと見は意味が分からないけれど、結末まで見れば意味が分かる、みたいな仕掛けは「巧い」タイトルの付け方だと思います。とりあえず見てみよう、という気にさせてくれます。台詞回しはややクサイですが、そういうのを好む「お年頃」をメインターゲットにしている以上、これで正解です。オッサンが学生食堂に行って、「脂っこい料理ばっか!」と文句を言ってはいけません。観ている作品に合わせて、自分の精神年齢の方を微調整するのが、あらゆるジャンルを楽しむコツです。原作は未読ですが、自分の「1話だけで面白いアニメかどうか判断するセンサー」を信用したいと思います。強いて難を一つあげるとすると、友人の顔のデザインでしょうか。一瞬主人公が2人に分身するファンタジーかと思いました。

タイトルから受ける軽薄っぽいイメージで何だか敬遠してしまって、視聴していませんでしたが見てみたらとても面白い作品でした。内容に関する言及は控えますが、質の高い良アニメだと思います。ただ、せっかくの面白い内容なので、同じ内容を１クールの駆け足感なく、２クールでじっくりと見たかったなという残念さで星１つマイナスさせて頂きました。

放送中はタイトルから観ませんでした。何だか○○症候群なるものを理由に話がこねこねしてて、見てて疲れる感じなので、一気に観れません(T_T)。今も途中迄です。また主人公が最初の頃はヒラメ顔で今一つな気が??。段々良くなって好感持てました。作画は丁寧で好きです。数年後の今は質感のなくベタ塗りみたいなのが増え、この頃は丁寧に描かれてたんだなぁ、と思います。