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　日本野球連盟の2022年度社会人野球表彰（毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社共催）の表彰式が13日、東京都内で開かれた。最多本塁打（7本）と最多打点（21打点）、ベストナインの「3冠」に輝いたENEOSの度会隆輝外野手（20）は「とても幸せな時間、夢のような瞬間がたくさんあった」と振り返った。最多本塁打は10年に個人記録表彰が制定されて以降6本が最多だったが、度会外野手が更新した。

　表彰式で日本野球連盟の清野智会長は「（受賞者らが）各大会で好成績を収め、社会人野球を盛り上げてくれた。来年は観客がもっともっと入ってくれるよう努力したい」とあいさつ。個人表彰を受けた12人に記念盾などが贈られ、10月に台湾であった第4回U23（23歳以下）ワールドカップ（W杯）で、3大会ぶり2回目の優勝を果たした日本代表は日本野球連盟特別表彰を受けた。

　ベストナインと最優秀防御率賞（防御率0・74）を受賞し、今夏の都市対抗野球大会で優勝に貢献したENEOSの柏原史陽（ふみあき）投手（29）は、「チームと個人の成績が伴ったことがうれしい。来季もチームの勝ちにつながる投球をしたい」と笑顔を見せた。【森野俊】

　受賞者は次の通り。

　＜ベストナイン＞投手＝柏原史陽（ENEOS）▽捕手＝柏木秀文（ENEOS）▽一塁手＝地引雄貴（東京ガス）▽二塁手＝佐藤勇基（トヨタ自動車）▽三塁手＝川口凌（ENEOS）▽遊撃手＝中村迅（NTT東日本）▽外野手＝度会隆輝（ENEOS）内山京祐（NTT東日本）多木裕史（トヨタ自動車）▽指名打者＝山崎錬（ENEOS）▽首位打者＝吉岡郁哉（王子）▽最多本塁打＝度会隆輝（ENEOS）▽最多打点＝度会隆輝（ENEOS）▽最多勝利投手＝片山雄貴（Honda熊本）▽最優秀防御率＝柏原史陽（ENEOS）▽日本野球連盟特別表彰＝第4回U23（23歳以下）ワールドカップ（W杯）日本代表