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登場するネズミが個性的で楽しい。ネズミが主役の映画が他にもありましたが、こちらの方が面白くて断然魅力的です。ネズミが登場する場面は特撮なんでしょうが、そういう点は気にならないほど物語の中にネズミが入り込んでいます。ただ、クリストファー・ウォーケンは好きな役者なので、登場人物としての設定の扱いがひどいなあと少しがっかりしました。でも、それがこの映画の楽しさを損なうことはありません。

ネズミさん達がリアルですばらしい演技力（？）毎回大笑いして観ています。こういうコメディ大好きです！

いつも通り、マーベルコミックの実写映画化かと思いきや、原作は小説とのこと。超能力を持つエイリアンの少年と、彼の命を狙うこれまたエイリアンとの戦いを描くSFアクション映画。マーベル系の映画が大流行の昨今、この手の作品を出してきたのは、人気に便乗したとも、果敢な挑戦とも思え、評価が分かれるところだと思います。そういったマーベル系の競合作品（『X-MEN』や『ファンタスティック・フォー』）と比べると、ストーリーやCG演出など、全般的にワンランク落ちる印象。何も考えずに見る娯楽作としては及第点だと思いますが、つっこみどころはいっぱいあります。敵役がわらわらと順番に戦いを挑んで来たり、恋敵だった性格がめちゃくちゃ悪い級友が、いつの間にかいい奴になっていたり。そして、いかにも続編ありな終わり方をしましたが、作るなら早く作らないと、主役のアレックス・ペティファーはどんどんおじさんになっていくのでは、と要らぬ心配までしてしまいます。

酷い目に合う二人は泥棒とかの悪者ではないのでとにかく現状を回復しようとするも空回りが続いていく不幸な二人なのです。この二人は別にネズミの駆除にあそこまで躍起になる必要は無かった。でもそうは言ってもムキになっちゃうそんな二人は憎めないキャラになってる事でしょう。そして対するネズミも自分の身と巣を守るべく二人に臆することなく立ち向かっていく。それはウォーケン演じるクセのある駆除作業員が鋭く言い放った「邪魔者はあんた達二人だ」でも分かる通りである。そう、「ホーム・アローン」「ベイビーズ・デイ・アウト（御曹司の赤ちゃんが誘拐犯を翻弄する）」とは違ってこの映画には明確な悪者がいない。悪者がいればそれを退治すればいい至って単純明快で痛快なストーリーなのだが、そうではないのだ。寧ろ人間関係の諍いや拗れみたいなものをドタバタコメディーにして笑い飛ばすものである。それは現状の変化により亡き父の肖像画の表情が変化したり空から元通りの糸が降ってくるファンタジーな演出からしても分かる通りだ。ラストはありきたりでしょうか？いやいやそんな事はありません。なぜならこの映画に悪者はいないのですから。昨日の敵は今日の友、と言うよりかは、敵側に回ると満身創痍なぐらいまで追い詰められるほど厄介だが味方側に回ったらこれほど頼れるパートナーもいない、がしっくりくる。あっちが家族を大切にする、子供は気付かない内に成長してる。ならばこっちは、人間はどんなにいがみ合おうが他人に優しくなれる生き物、である。ネズミ版ホーム・アローンと呼ばれている本作だけどそこら辺が本家と上手く差別化出来ていてお見事の一言である。

ホ－ムアロ－ン＆トムとジェリ－を足して割ったような映画。家族みんなでとても楽しめました

前情報で能力者物というのは知っていたので、アメコミ映画ばりのハッチャけを期待していたのですが、全１１０分中約９０分ほぼ日常シーンみたいな内容で正直退屈でした。また、敵の正体や目的、味方の能力者などがほぼ明かされず終わりました。「これで終わるの？」と思ったら、例によって続編を匂わせる終わり方こういうのはホントやめてもらいたいですね・・・

親から譲り受けた家に先に住んでいたネズミを排除しようとする兄弟と、それをのらりくらりと躱して返り討ちにするネズミのアクションあり頭脳戦ありのパニック映画。せっかくの家をどんどん壊していってしまう展開が次々と起こるテンポの良い映画でした。凄く利口でもしゃべり出すことはなく仕草はネズミの範囲内なので、動物が主役の映画は子供っぽいからという人にもおすすめ。

「X-MEN」と「トワイライト」の切り口と雰囲気を併せ持ち、さらにエスカレーションさせたイメージを持つSFアクション映画だと思います。こういったスタイルは、最近のドリーミングなSFファンタジーアクションのジャンルかと思います。「X-MEN」の特異な超人性、選ばれたその力でもって、闘い続けるといった面。「トワイライト」の学園ドラマでのロマンスを魅惑的に描写しながら、ベールに包まれた妖艶に惹きつけられる面。この映画は、これらの要素に加えて、アメージングなアクションが連続しており、ラストではダイナミックなアクションが展開します。製作費6千万ドルに対して、興行収入が1億5千万ドルに近づいており、数字的にも好評であることがよく分かります。ほぼ無名の若手の男優と女優で構成していますが、だからといって決して見劣りすることなく、エネルギッシュな瑞々しさを存分に感じます。おそらく第2弾から、もう少し内面的な捉え方をして、このシリーズを感情面からアプローチしようとするのではないかと思います。それもおもしろい。

CGが売りの単なるヒーローものではない。派手派手な展開を抑えた序盤、そして、ドラマがよく練り上げられているので、グイグイと話にのめり込んでいける。なかなかの良作です。

トムとジェリーのジェリーを思い出すのは私だけなのでしょうか？ネズミ版ホームアローンもまさにそのとおりですが、実写版、ジェリーも悪くないですね。。あと、このネズミは本物なんでしょうか？ファミリー向けの面白い映画です。